部下がミス。その原因は部下か自分か。

サラリーマン

自分が仕事を指示する立場で、部下が何か失敗をした場合。

部下のせいでしょうか?指示をしたじぶんのせいでしょうか?

私は、基本的には自分が原因にあると思います。

そんなこと言ったって、あいつが悪いんだよ~。と感じるかもしれません。

しかし、原因は自分にあると認識することこそが大事なのです。

クリフトの暴走は誰のせい?

古いゲームの話で申し訳ないです。

ドラゴンクエスト4で、クリフトという神官の仲間がいます。

このゲームの画期的なところはAI戦闘でして、プレイヤーは大まかな戦闘指示(ガンガンいこうぜ、じゅもんつかうな、いのちだいじに、など)を行い、細かい動作はゲームのキャラに任せることができます。

しかし、このクリフトがきかん坊でして、
戦闘指示を「がんがんいこうぜ」にしていると、ボス戦でザラキ(※)を連発してしまうのです。
(※ザラキ:効けば一発で相手を仕留められる呪文。ボスには絶対効かない。)

プレーヤーは「クリフト何やってんだ!いい加減にしろ!」と激怒したものです。

さて、プレーヤーがボスに負けたのはクリフトのせいでしょうか?

あくまでゲームをプレイしていて、
ゲームの中のキャラクターが悪いと本気で思うプレーヤーはいないと思います。

そして、プレーヤーには以下のような選択肢があります。

  • そもそもクリフトを戦闘から外す。
  • 作戦を「がんがんいこうぜ」とは別のものにする。

クリフトは戦闘指示に従って、クリフトの判断(ソフトプログラムの判断)で一生懸命戦っているのです。

したがって、悪いのはクリフトではなく、プレーヤーです。

部下のミスは自分のせい(クリフト理論)

これはサラリーマンの世界にも当てはまると思います。

部下は一生懸命やっているのです。

一生懸命やっていないかもしれませんが、それはそれで作戦を考える必要があります。

自分にはいくつもの選択肢があるはずです。

別の部下に依頼してもいいでしょうし、指示の仕方を工夫することもできます。

部下のせいにしてしまっては、何も成長がありません。

自分が工夫することで物事がよりよく進むのです。

原因自分論と人生ゲーム理論

このように、すべての原因は(他人ではなく)自分にあるという考え方を、原因自分論と言います。

そう認識することで、自分の行動を変えて成長できます。

私はこの考え方はとても好きでして、正しいと思っています。

そもそも自分の人生は自分のものです。

自分がプレーヤーであり、人生という名のゲームをプレイしているようなものです。

少々人情味がないかもしれませんが、自分以外の人はゲームのキャラのようなものです。

他の人に対して怒ったりするのは、クリフトに激怒しているようなものなのです。

これを[人生ゲーム理論]と呼ぶことにします。

ですので「あの人がこうしてくれればいいのに」という思考は全くもって無駄な事です。

「あの人がこうしてくれるように、こういうアクションを(自分が)する」というのはOKです。

つまり、部下が失敗しないように、自分がコントロールする必要があるのです。

念のためですが、自分が部下の立場のときはミスをした自分のせいになります。

理不尽なような気がしますが、そういう考え方です。

まとめ

部下のミスは、指示をした自分のせいである。(クリフト理論)

人生は自分がプレーヤーのゲームのようなもの、他人はゲームキャラ、
他の人のせいにするのは無意味である。(人生ゲーム理論)

原因が自分にあると認識することで成長できる(原因自分論)

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