他人の事が気になる時のたった一つの対処法

サラリーマン

他人の成果が気になる。

アイツがひどい目に遭えばスーッとする。

人の不幸は蜜の味。なぜ自分の幸せは、他人に影響されるのか。

「人と比べるのは良くないよね。」本当にそうだろうか。

結論:基本的にはそれでいい

人のことが気になるのは当然で、それでなんの問題もないです。

他人と比較するのは、人間に課された命題であり、必要なことです。

ですので、他人と比較するのは当たり前です。

ですが、良い比較と悪い比較があります。

良い比較:生産性のある比較

悪い比較:生産性のない比較

良い比較であれば、ポジティブにとらえることがよいと思います。

悪い比較であれば、それは無駄(ダメではなく無駄)なのでやめましょう。

どうして人の事が気になるのか

まずはマズローの5段階欲求を見てみましょう。

人間が持つ欲求を5段階に表したもので、人間にとって必要な欲求です。

この欲求を遺伝子レベルで持っているからこそ、人間が世界を制しているのです。

  1. 生理欲求(①生存欲、②食欲、③性欲)
  2. 安全欲求(④危機回避、⑤快適)
  3. 社会的欲求(⑥所属したい、⑦愛されたい)
  4. 承認欲求(⑧他人に勝つ、⑨認められる)
  5. 自己実現欲求(⑩成長したい)

他人と比較するというのは、「承認欲求」にあたります。

人間が人間であるために必要な欲求です。

この欲求が無いと、ヒトは成長しないですし、
様々な問題が起こることになります。

ですので、他人と比較するということは、
生きたい・食べたい・子孫を残したいという欲求と同様に、
人類の繁栄のために当たり前に必要な欲求なのだと理解しましょう。

なぜ人と比較をしてはいけないと言われるのか?

人と比較しないほうがいいとか、

自分の幸せは他人との比較ではなく、自分で決めるものとか

他人との比較は悪い事のように表現されることが多いです。

他人と比較してネガティブな感情を抱くだけの行為は、

それは何の意味もなく単純にもったいないよね。ということです。

他人と比較し、承認欲求を得るために行動するのは、良い行動です。
(自分が成長し、社会貢献になる→生産性のある行動)

他人と比較し、嫉妬や妬みだけを抱くことは、
ある意味他人の承認欲求を阻害する行動であるので、悪い行動だと思います。
(何の成果もない→生産性のない行動)

このように、なんらかの成果があるか(生産性があるか)で
現在自分が行っている他人との比較が、
どちらに当てはまるのか判断するのが良いと思います。

他人との比較が良くないと言われるのは、
多くの場合その比較が生産性のないものだからです。

ですので、その比較は自分にとって生産性のあるものかどうかを考えることが大切です。

生産性のない比較をやめよう

そうはいっても、生産性のない比較をしてしまうものです。

ドラえもんに「のび太の結婚前夜」というお話がありまして、
しずかちゃんのパパの有名なセリフがあります。

「のび太くんを選んだ君の判断は正しかったと思うよ」
「あの青年は人の幸せを願い、人の不幸を悲しむことができる人だ。それが一番人間にとって大事なことなんだからね。」

嫉妬や妬みを持たないだけではなく、他人の幸せを願うことはとても難しいことで、
それができるのび太は、とてもステータスの高い人間であると言っているのです。

このように、生産性のない比較をしないという事は、
あなたのステータスを高める行動であるということを意識しましょう。

生産性がないという事は、損得勘定で言えば得をしないということです。

アイツがひどい目に遭えば、あなたは得をするのでしょうか?

しないですよね。

まとめ

人の事が気になる時のたった一つの対処法は、以下となります。

Step1:他人との比較をすることで、生産性があるかないかを考える。

Step2-1:生産性のある比較であればOK。これでいい。社会貢献になると思いましょう。
Step2-2:生産性のない比較の場合は、無駄であることを理解し、やめましょう。

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